シンスプリントで野球の練習が全くできなくなりかなり悩んでいました。
来院された経緯・理由
シンスプリントになってしまい、野球の練習が全くできなくなりかなり悩んでいました。院長からのコメント
シンスプリントになってしまうと、なかなか治らないと悩んでしまうスポーツ選手が多いですが、それはシンスプリントの痛みを治そうとしてしまっているからなんです。シンスプリントは、主に、走る時に痛みの出るスポーツ障害です。走る時やジャンプの時に痛みが出ますが、逆にいうと、走る時やジャンプの時に脛の内側に負担がかかってしまっているということです。
脛の内側の炎症や痛みを施術を行うことで抑えられたとしても、走る時やジャンプの時の脛の内側の負担がかかり続けていれば、また炎症が起こり痛くなってしまうのは当然です。
シンスプリントをはじめ、スポーツ障害は痛みを治すのではなくて、「痛くなる理由を解決する」ことが大切なのです。
彼も走っている時などの普段のトレーニング中の動画を撮っていただき、動作分析を行ったところ、足首やふくらはぎを過度に使ってしまっていました。逆にハムストリングス(もも裏)やお尻・股関節はあまり使えていませんでした。
シンスプリントは放置すると疲労骨折にまでなってしまう可能性があるので、脛の内側の施術も優先していかないといけませんが、同時に走り方などの痛くなる理由になる動きを変えていく必要があります。
ハムストリングスやお尻や股関節を使いやすくするためのワークを作成し、継続していただいたところ、徐々に痛みは軽減していきました。
経過
施術を重ねるとともに、ワークの調整も行い、またそれを頑張って継続していただけたこともあり、順調に痛みは引いていきました。その後、シンスプリントは再発することはありませんでした。それに加えて、体の柔軟性も高まってきたことも実感していただき、体が動きやすくなり、野球のパフォーマンスも向上していきました。
そして、推薦で甲子園の強豪校へ進学が決まりました。
残念ながらコロナの影響で、甲子園が中止となってしまった年でしたが、四番打者として活躍し、大学にも推薦で進学が決まりました。
今後のご活躍も楽しみにしています!
患者さんの感想
疲れた体がとても楽になりました。また、トレーニングなどを教えてもらって、体がやわらかくなるのをいつも実感しています。※施術効果には個人差があります。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。