オスグッドは自分で治せる!
スポーツができなくなった子どもたちを見ると、あの頃が鮮明によみがえります。
サッカーがやりたくて、
とにかくやりたくて…
だけど、下手。
ボールを真っすぐに蹴れない。
僕は極度の運動音痴。
下手すぎた…。
でも続けたい。
下手なりに楽しかった。
何が楽しかった?
友達と一緒にやれるから?
いや、無条件にサッカーが楽しかった。
小学校二年生で「みんながやるから」と始めたサッカーだったが、
どんなに下手でも練習は苦にならない。
しかし、試合は違った。下手なプレーをする度に、容赦のない叱責が飛んでくる。
試合に出ると怒られるので試合に出るのが怖かった。
「どうすれば怒られない?」
いつもそればかり考えていた。
でも不思議とやめる選択肢はなかった。
怒られることにも慣れてきて、試合では目立たないようしていた。
だけど、練習だったら怒られない。
ミスをしてもチームメイトに迷惑をかけない。
ひたすら試行錯誤できる。
失敗しても怒られないから挑戦ができる。
だから、練習した。
練習した。
でも、ボールは真っすぐ蹴れない。