【メンタル編】「練習、頑張ってるのにうまくならないんです」…ってそれは当たり前!

結論から言いますが、、、
練習し過ぎでは上達はしません!!
これね。
多くの人が誤解していることなんですよ。
ほとんどの人が、
『練習すればするほど上手くなれる』
って思っちゃってますよね~
保護者の方も、チーム関係者、とても残念ですが、指導者でさえも…
- オフは必要?│休んでる時間がもったいない?

当院に来ていただいて子たちに話を聞くと、
夏休みで、普段の学校がある時よりもオフがないところもあれば、
1週間や2週間まるまる、たっぷりオフを取ってるところもあります。
さて、、、
一体どちらが良いのでしょうか?
目標や夢に近づけるのはどちらでしょうか?
まぁ、、、
目標や夢にもよるんですけどね
基本的には、努力し続けることが、夢や目標を叶えることには必要!
ってことで、休んでる暇なんてない!とおっしゃる方は多いんでしょうね。
でも実は、ちゃんとオフを取らないと、
練習やトレーニングの効果を打ち消したり、
ケガをすることで練習やトレーニングができなくなってしまうリスクが増えてしまいます。
色々と細かい話はたくさんありますが、ややこしくなるのでここでは簡単にお話していきますね。
- オフありでのメリットとオフなしでのデメリット

メリットとデメリットの話って基本的に表裏一体なんですが、
今回のオフありとオフなしとの話だと明らかに違いがはっきりしてきます。
あ、ちなみに…
オフありって話は、練習もトレーニングもせずに、
兎にも角にも、休みましょう!って言ってるわけではありません。
練習やトレーニングは適度であるべきで、オフも状況に応じて取らないと、
「思ってたんと違ーう!!」ってなりますよって話です。
まず、練習していくと疲れが溜まります。
疲れが溜まってる状態で練習してて上手くなると思います?
まぁ、多少は上手くなるでしょうね。
でも、オフなしで
100%出せてない練習、集中できてない練習…
しっかりとオフを取って、
100%出せてる練習、集中しきれてる練習とどちらがうまくなるでしょう?
わかりやすく数字を当てはめてみましょうか。
オフなしの場合、
疲れてて70%で練習 × 夏休み30日 = 21
オフあり(1週間に2日)の場合、
100%で練習 × (夏休み30日 - オフ8日) = 22
はい。乱暴な数字のお遊びです。笑
でも、70%で続けられたとしても、
週休2日よりも結果として落ちるんです。
もちろん、実際はこんなに簡単でシンプルではありません。
あ、でもちなみに、
オフなしだと、ケガのリスク、痛めるリスクが跳ね上がるので、
実際の数字以上の差は出てきます。
そう。ケガのリスクって話もあるんですよね~。
- 体(ケガや痛み)だけではない!
心の状態(メンタル)にとってはどう?

ケガのリスクっていっても可能性の話で、なんともないかもしれません。
実際に、体が頑丈な人だと、練習で追い込んだとしても、ケガもしにくかったりもします。
でも、、、
体の方が大丈夫だったとしても、
心の方は?
飽きてたり…っていうと
「気持ちの問題や!」とか
「たるんでる!」とか
言われるでしょうけど、飽きるものは飽きるので仕方がないですよね〜
大人でも好きな事でもずっとやり続けてるとしんどくなってきます。
子どもになると尚更。
まぁ自分にはできなくても、関係なく子ども求めるような人なら知りませんが…笑
そうなると惰性でこなすだけとか、とりあえず流しとく、とかってなってしまいます。
あ、あと、私自身もそうでしたが、
急にオフになると「よっしゃー!」ってなるの。笑
オフでよっしゃー!って言ってるテンションで練習して上手くなれる?
同じ「よっしゃー!」でも、例えばテスト明けや病み上がりで
「やっと部活できる!よっしゃー!」
ってテンションで練習してた方がよっぽどプラスになります。
好きこそものの上手なれ、ってね!
楽しんでる時が一番上達します。
そのためには、少し飢えてる程度が良かったりするんですよね。
で、だいたいテスト明け、オフ明けって調子良かったりしますから
- 未来の夢や目標に、今必要なことを選択する

簡単にと言いつつ長くなりましたが、
簡単にしてもこれだけの理由があるんですよね。
ちなみに、今回はメンタル視点でのお話。
もっと他の視点での考え方もあります。
それはまたの機会かな。
もちろん、練習するな!って話でなくて程度の問題。
そして、それは個人差がかなり大きいし、その子の目標や夢によって大きく変わります。
上手くなりたい!
勝ちたい!
プロになりたい!
代表に選ばれたい!
色々な目標や夢があると思います。
今、やってることの先にそれらが繋がってるのかどうか…
しっかり見据えとかないと、自分で自分の目標、夢を断つ事になるかもしれませんよ。
練習することだけが、必ずしも上達する方法ではありません。
練習のために、上達するために、
今は『休む』という選択も必要になってきます。