【保存版】オスグッドが治らない本当の理由|根本治療は膝ではなく『体の使い方』にあった!

【保存版】オスグッドが治らない本当の理由|根本治療は膝ではなく『体の使い方』にあった!


「整骨院に真面目に通っているのに、オスグッドが全然治らない…」
「練習を休んで治療に専念したのに、復帰するとまた痛みが再発する…」

スポーツに打ち込むお子さんを持つ保護者の皆様、そして痛みに悩む選手自身も、このような経験から途方に暮れてはいないでしょうか。大切なお子さんのために、インターネットで「オスグッド 根本治療」と検索し、様々な治療院のサイトを巡っている方も多いことでしょう。


しかし、多くの治療院を渡り歩いても、一向に改善の兆しが見えない。それはなぜなのでしょうか?


実は、多くのオスグッド治療が見落としている「本当の原因」があります。

この記事では、なぜお子さんのオスグッドが治らないのか、そして、痛みの連鎖を断ち切るための「真の根本治療」とは何かを、徹底的に解説していきます。

  • なぜオスグッドは治らない?よくある治療法の「落とし穴」

整形外科や整骨院でオスグッドの相談をすると、マッサージや電気治療、ストレッチ指導などを受けるのが一般的です。これらは炎症を抑えたり、硬くなった筋肉を和らげたりする効果があり、一時的に痛みが楽になることも確かです。


しかし、これらはあくまで「対症療法」、つまり、今出ている症状を抑えるための処置に過ぎません。


さらに、治療が長引くと、より「根本的」とされるアプローチとして、次のような説明を受けるケースが増えてきます。

「骨盤が歪んでいるのが原因です。骨盤矯正で整えましょう」
「体幹が弱いから膝に負担がかかるんです。体幹トレーニングが必要です」

一見、もっともらしく聞こえるため、「なるほど、それが原因だったのか!」と納得し、高額なコースを契約してしまう方も少なくありません。以前ご相談いただいた方も、「骨盤矯正で根本から治ります。3ヶ月が目安です」と言われ通い続けたものの、結局は痛みを繰り返してしまっているとのことでした。


ここで、一度立ち止まって考えてみてください。


そもそも、完全に左右対称で、一切歪みのない骨盤の人など存在するのでしょうか?

答えは「NO」です。誰にでもある程度の歪みは存在します。

また、「体幹がない」というのも非常に曖昧な表現です。どのレベルの筋力があれば「体幹がある」と判断されるのか、明確な基準はありません。


もちろん、骨盤のバランスや体幹の強さがパフォーマンスに影響を与えることは事実です。しかし、それ自体がオスグッドの「直接的な根本原因」ではないのです。

だからこそ、骨盤矯正をしても、体幹トレーニングを積んでも、肝心の痛みは消えずに再発を繰り返してしまうという「落とし穴」にハマってしまうのです。

  • 真の根本原因は「膝」ではなく「体全体の動き」にある

では、マッサージでも電気治療でも骨盤矯正でもないとすれば、一体何がオスグッドの根本原因なのでしょうか?


答えは非常にシンプルです。

「オスグッドになるような、膝に負担をかける体の使い方をしている」
これに尽きます。

痛みは膝に出ますが、原因は膝そのものにあるわけではありません。スポーツの現場で起こる様々な「動作」の中に、痛みを引き起こす本当の理由が隠されているのです。


例えば、

• 走り方: 地面を蹴る力が強すぎたり、着地の衝撃をうまく吸収できていなかったりする。
• ジャンプの仕方: 踏み込みや着地の際に、膝が内側に入る「ニーイン」という動作になっている。
• 方向転換(ターン): 体幹からではなく、膝のひねりだけで無理やり方向を変えようとしている。
• ストップ動作: 急ブレーキをかけるように、膝だけで衝撃を受け止めてしまっている。
• 日常の姿勢や歩き方: 猫背や反り腰で、常に太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)が緊張した状態になっている。


これらの動作はすべて、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)に過剰なストレスをかけ続けます。その結果、筋肉の付着部である膝下のお皿の骨(脛骨粗面)が繰り返し引っ張られ、炎症を起こして剥離してしまうのです。これがオスグッドの正体です。


つまり、いくら膝周辺をマッサージしたり、電気を流したりしても、痛みの発生源である「膝に負担をかける動きのクセ」を修正しない限り、練習を再開すれば同じように負担がかかり、痛みは何度でもぶり返します。

これこそが、オスグッドが「治りにくい」「再発しやすい」と言われる最大の理由なのです。

  • 最短で改善へ導く「動作改善」というアプローチ

「体の使い方が原因なのはわかった。でも、どうすればその悪いクセを見つけられるの?」


そう思われた方も多いでしょう。そのための最も効果的な方法が『動作改善オンライン』です。


実際に動いている時の動画をいくつか撮影し、専門家がそれを細かくチェックすることで、あなたの動きの中に潜む問題点を的確に洗い出すことができます。


姿勢、接地位置、各関節の動作バランス、連動性など、様々な視点から分析することで、「なぜお子さんは膝に負担が集中しているのか」という根本原因が明確になります。


原因さえ特定できれば、あとは解決するだけです。

修正すべきポイントを理解し、膝が痛くならない体の使い方を会得するためのワークをする。たったこれだけで、驚くほど短期間で症状が改善するケースが後を絶ちません。


実際に、何ヶ月も治療を続けても治らなかった子が、動作分析によって原因を特定し、動きを修正しただけで、わずか4日や5日で痛みが消失したという事例も珍しくないのです。

これは魔法でも何でもありません。痛みの「真の根本原因」に直接アプローチしているからこその、当然の結果なのです。

  • 「治してもらう」から「自分で治す」へ。覚悟が未来を変える

ここまで読んでくださったあなたは、もうお分かりのはずです。


もちろん、専門家による動作分析や的確なアドバイスは、そのための最短ルートを示してくれます。
しかし、最終的にその動きを実践し、自分のものにするのは選手自身です。


「いつか治るだろう」と治療院任せにするのは、もうやめにしませんか?
お子さんは、いつまで大切な青春の時間を、膝の痛みに奪われ続けるのでしょうか?

覚悟を決めて、「自分の体と向き合い、自分で治す」と決意すること。

それこそが、つらく長いオスグッドのトンネルから抜け出すための、最も確実で、最も早い道なのです。

あなたのその一歩が、数日後には痛みなくプレーできる未来に繋がっています。

著者プロフィール  高橋 迪大(たかはし みちお)

たかはし鍼灸接骨院 院長
鍼灸師・柔道整復師・鍼灸専科教員
京大フェンシング部 トレーナー
NPO法人 TRAINER'S BANK 理事

《経歴》

  • ビーチサッカー日本代表選手のトレーナー
  • JFL 京都佐川印刷SC トレーナー
  • 京都精華学園中学・高等学校女子サッカー部 トレーナー
  • 和邇SSS トレーナー・コーチ
  • オスグッドの専門家としてTVへの出演