【決定版】慢性腰痛の治療最前線!「自分の身体は自分で治せる」が基本方針の柔道整復師、鍼灸師が徹底解説

「つらい腰痛がもう治らないかも…」
そんなふうに思っていませんか?
「重く痛い…」
「ズキズキ痛い…」
「刺すように痛い…」
「電気が走るように痛い…」
「締め付けるように痛い…」
「腰全体が締め付けられるように痛い…」
「焼けるように痛い…」
「腰の奥が熱くなるように痛い…」
これらは慢性腰痛の特徴です。
慢性腰痛の症状は人それぞれで、本当につらいですよね。
慢性腰痛とは、腰の痛みが3か月以上続く状態を指します。
急性腰痛(ぎっくり腰など)とは異なり、原因が特定しづらく、さまざまな要因が複雑に絡み合って痛みが生じていると考えられています。
私たち『たかはし鍼灸接骨院』にも慢性腰痛で苦しむ患者様が来院されます。
「どこに行っても良くならない…、将来の不安もある…」
「腰の重だるさが続いていて、今の状態が普通になっている…」
「ずっと腰の重だるさが続いていて、急にギックリ腰になったりする…」
「ギックリ腰になってしまいました。一人では歩けないのですが3日後に出張があるので何とかなりませんか…」
慢性腰痛は、日常生活に大きな影響を与え、放置すると症状が急激に悪化し、ギックリ腰などになってしまう恐れもあります。
この記事では、慢性腰痛の原因、症状、治療法、そして整体・鍼灸治療の最前線について解説します。
目次
⒈ 慢性腰痛の代表的な症状と特徴

慢性腰痛の症状は多種多様で、現れ方や程度は人によって異なります。主な症状と特徴は次のとおりです。
(1) 痛み方
① 鈍痛
ズキズキとした痛み、重苦しい痛み。
② 刺すような痛み
鋭い痛み、電気が走るような痛み。
③ 締め付けるような痛み
腰全体が締め付けられるような痛み。
④ 焼けるような痛み
腰の奥が熱くなるような痛み。
(2) 重症度
① 軽度
日常生活に支障はないが、腰に違和感がある。
② 中等度
日常生活に支障がある程度、動作によって痛みが強くなる。
③ 重度
動けないほどの激しい痛み、日常生活が困難。
(3) 慢性腰痛の部位
① 腰全体
腰部広範囲に痛みがある。
② 腰の一部
腰椎の特定部位に痛みがある。
③ 放散痛
腰の痛みだけでなく、臀部や下肢にも痛みや痺れが広がる。
(4) 症状の出る時間帯
① 常時痛
常に痛みがある。
② 間欠痛
ときどき痛みが生じる。
③ 夜間痛
夜寝ているときに痛みで目が覚める。
④ 動作時痛
特定の動作をすると痛みが生じる。
(5) 誘発動作
① 前かがみ
腰を前に曲げると痛みが増す。
② 後ろ反り
腰を後ろに反らすと痛みが増す。
③ ひねり
腰をひねると痛みが増す。
④ 長時間同じ姿勢
座りっぱなしや立ちっぱなしで痛みが増す。
⑤ 重い物を持つ
重い物を持ち上げると痛みが増す。
(6) 痛み以外の症状
① 腰のこわばり感
腰が硬くなったような感じや、動きにくさ。
② 腰の可動域制限
腰を曲げたり、反らしたり、ひねったりする動きが制限される。
③ 足の痺れや痛み
腰の部分から出ている神経が圧迫され、足に痺れや痛みが生じる。
④ 筋力低下
腰や足の筋肉が弱くなり、力が入りにくくなる。
⑤ 排尿・排便障害
腰の部分から出ている神経が膀胱や腸の機能をコントロールしているため、排尿や排便に問題が生じることがある。
⒉ 慢性腰痛の社会的背景

慢性腰痛は、現代社会において深刻な問題として認識されています。
個人の問題としてだけでなく、社会全体の問題として捉え、対策を講じる必要があります。
(1) 要因
① 高齢化社会
日本は世界有数の高齢化社会であり、高齢者の割合が増加しています。
加齢に伴い、脊椎や関節の変形、筋肉量の減少などが起こりやすくなり、慢性腰痛のリスクが高まります。
高齢者の健康寿命の延伸が課題となる中、慢性腰痛の予防と対策は重要なテーマです。
② 労働環境の変化
コロナ禍以降、リモートワークが増加し、座位姿勢の長時間化。そして、通勤なくなることでの運動不足。IT化が進み、デスクワークの増加による運動不足。他にも長時間労働、ストレスの多い職場環境など、現代の労働環境は腰に負担をかけやすい状況です。
このような環境は、慢性腰痛のリスクを高めます。
労働人口の減少に伴い、一人当たりの負担が増加し、過労やストレスによる腰痛も増加傾向にあります。
③ 情報過多と不適切な対策
インターネットやメディアには腰痛に関する様々な方法が出ていますが、情報が多すぎて何が正しいのか分からず、自己流で間違った方法を試してしまったり、自分に合わない方法を選んでしまったりするケースが多いようです。
④ 医療制度の問題
整骨院・接骨院では慢性腰痛は健康保険の適用外であるという点も、患者様が適切な治療を受ける上での大きな課題となっています。柔道整復師が健康保険を取り扱うことができるのは、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷に限られています。慢性的な痛みに対して保険を利用できないことは、患者様の経済的な負担を増大させ、治療をためらう要因の一つとなっています。
⑤ 心理的要因・社会的要因
慢性腰痛は、心理的な要因や社会的な要因とも深く関連しています。
ストレス、不安、抑うつなどの心理的な問題は、痛みを増強させたり、慢性化させたりする可能性があります。
仕事や家庭環境の問題、経済的な問題なども、腰痛に影響を与えることがあります。
(2) 慢性腰痛の社会的影響
① 労働力の低下
慢性腰痛により、仕事の効率が低下したり、休職や退職につながることがあります。
② 経済的負担
治療費や医療費、休業による収入減など、経済的な負担が大きくなります。
③ QOLの低下
痛みにより、日常生活や社会生活に支障が生じ、生活の質が低下します。
④ 精神的な負担
痛みや不安により、精神的なストレスが増大し、うつ病などを引き起こすこともあります。
(3) 慢性腰痛対策の必要性
慢性腰痛の社会的背景を理解し、適切な対策を講じることで、患者様のQOL向上だけでなく、社会全体の活性化にもつながることが期待されます。
① 予防
正しい姿勢や運動習慣の啓発、労働環境の改善など、予防対策を強化する必要があります。
② 治療
慢性腰痛に対する有効な治療法を開発し、患者様が適切な治療を受けられるようにする必要があります。
③ 社会的サポート
患者様に対する心理的なサポートや、職場復帰支援など、社会的なサポート体制を充実させる必要があります。
⒊ 慢性腰痛の原因

(1) 脊椎・椎間板の異常
① 椎間板ヘルニア
椎間板が変性し、髄核が突出して神経を圧迫する。
② 腰椎椎間板変性症
椎間板が加齢により変性し、腰痛を引き起こす。
③ 腰椎分離症・すべり症
腰椎の一部が分離したり、ずれたりする。
④ 変形性腰椎症
腰椎の骨が変形し、神経を圧迫する。
⑤ 脊柱管狭窄症
腰椎の神経が通る管が狭くなり、神経を圧迫する。
(2) 筋肉・靭帯の損傷
① 筋膜性腰痛
腰部の筋肉が過緊張したり、損傷したりする。
② 腰部捻挫
腰部の靭帯が損傷する。
(3) 姿勢不良
① 猫背
背骨が丸まり、腰に負担がかかる。
② 反り腰
腰が過度に反り、腰に負担がかかる。
③ 長時間のデスクワーク
同じ姿勢での作業が続き、腰に負担がかかる。
(4) 運動不足
① 筋力低下
腰を支える筋肉が弱くなり、腰痛を引き起こしやすくなる。
② 柔軟性低下
腰の柔軟性が失われ、腰痛を引き起こしやすくなる。
(5) ストレス
① 精神的なストレス
ストレスが筋肉の緊張を引き起こし、腰痛を悪化させる。
② 睡眠不足
睡眠不足が疲労を蓄積させ、腰痛を引き起こしやすくする。
(6) その他の原因
① 内臓疾患
腎臓結石、子宮内膜症などが腰痛を引き起こすことがある。
② 腫瘍
脊椎に腫瘍ができ、腰痛を引き起こすことがある。
③ 骨粗鬆症
骨が脆くなり、腰椎圧迫骨折などを起こしやすくなる。
⒋ 一人の治療家が柔道整復師と鍼灸師という国家資格を所持。だから慢性腰痛の改善が効果的!

慢性腰痛の治療において、柔道整復師と鍼灸師という異なる国家資格者が、それぞれの専門性に基づいたアプローチで治療を行うことには、以下のようなメリットがあります。
(1) 柔道整復師として期待される効果
柔道整復師は、骨、関節、筋、腱、靭帯などの運動器系のスペシャリストです。慢性腰痛に対しては、主に以下のようなアプローチで治療を行います。
① 構造的な歪みの評価と改善
姿勢や骨盤の歪み、筋肉のアンバランスなどを評価し、手技療法(マッサージ、整体、矯正など)によって、これらの歪みを整え、関節や筋肉の動きを正常化することを目指します。
② 筋肉や関節の機能改善
硬くなった筋肉を緩めたり、関節の可動域を広げたりすることで、腰部にかかる負担を軽減し、痛みの緩和を図ります。
③ 運動療法・リハビリテーションの指導
痛みの再発予防や機能回復のために、適切なストレッチや筋力トレーニングなどの運動療法を指導します。
④ 日常生活動作の指導
腰に負担のかからない姿勢や動作、生活習慣についてのアドバイスを行います。
(2) このような方におすすめ
① 姿勢の悪さや骨盤の歪みが気になる方
② 筋肉の張りやこわばりが強いと感じる方
③ 関節の動きが悪いと感じる方
④ 運動療法やリハビリテーションに積極的に取り組みたい方
(3) 鍼灸師として期待される効果
鍼灸師は、東洋医学に基づき、鍼や灸を用いて体のバランスを整え、自然治癒力を高めることを目指します。慢性腰痛に対しては、主に以下のようなアプローチで治療を行います。
① 全身的なエネルギー(気・血)の流れの調整
経絡やツボ(経穴)を刺激することで、全身の気や血の巡りを改善し、痛みの原因となる滞りを解消します。
② 自律神経系の調整
鍼灸刺激は、自律神経系のバランスを整える効果が期待でき、筋肉の緊張緩和や血行促進、痛みの抑制に繋がります。
③ 痛みの緩和・鎮痛効果
鍼を刺すことで、痛みを伝える神経の働きを抑えたり、体内で自然に作られる鎮痛物質の分泌を促したりすることで、痛みを和らげることができます。
④ 体質改善
東洋医学的な観点から、個々の体質や症状に合わせた治療を行うことで、根本的な改善を目指します。
(4) このような方におすすめ
① 痛みが慢性的に続いている方
② 神経痛のような痛みがある方
③ 冷えやむくみを感じやすい方
④ 体質改善も同時に行いたい方
⑤ 薬に頼らずに自然な方法で改善したい方
⒌ 一人の治療家が柔道整復師と鍼灸師という国家資格を所持しているメリット

(1) 多角的な視点からの評価と診断
運動器系の構造的な問題と、東洋医学的な機能的な問題の両面から腰痛の原因を探求できます。 柔道整復師としての知識で骨格の歪み、筋肉のバランス、関節の可動域などを評価し、鍼灸師としての知識で気血の流れ、内臓の機能、体全体のバランスなどを考慮した総合的な診断が可能になります。
単一の資格では見落としがちな原因を発見できる可能性が高まります。 例えば、骨盤の歪みが原因の腰痛だけでなく、冷えやストレスによる気血の滞りが痛みを増悪させているといった複合的な要因を特定しやすくなります。
(2) 幅広い治療アプローチの提供
患者さんの状態や症状に合わせて、最適な治療法を柔軟に選択・組み合わせることができます。 手技療法(マッサージ、整体、矯正など)、運動療法、鍼治療、灸治療といった多様なアプローチを一人で提供できるため、その日の状態や痛みの性質、患者さんの好みに合わせたオーダーメイドの治療が可能です。
また、治療効果を高めるための相乗効果が期待できます。 例えば、柔道整復の手技で骨格の歪みを整えた後に、鍼灸治療で筋肉の緊張を緩和したり、血行を促進したりすることで、より深いレベルでの改善を目指せます。治療の選択肢が増えることで、患者さんの満足度向上につながります。
(3) スムーズな連携と効率的な治療
異なる治療法を試す際に、別の医療機関を受診する手間や時間が省けます。 一人の治療家が一貫して対応できるため、情報伝達のロスもなく、スムーズに治療を進めることができます。
また、治療方針の変更や調整が迅速に行えます。 患者さんの反応を見ながら、その場で最適な治療法に切り替えたり、組み合わせを調整したりすることが可能です。
(4) より深い理解に基づいた治療
両方の資格を持つことで、人体の構造と機能、そしてその不調に対する理解が深まります。 それぞれの専門知識を統合することで、より本質的な原因に対するアプローチが可能になり、表面的な症状の緩和だけでなく、根本的な改善を目指せる可能性があります。
(5) 患者さんとの信頼関係の構築
多様な治療法を提供できることで、患者さんの様々なニーズに応えることができ、信頼関係を築きやすくなります。 また、一人の治療家が責任を持って最初から最後まで対応することで、安心感を与えることができます。
(6) 注意点として
両方の専門性を深く追求するには、個々の研鑽が不可欠です。 資格を持っているだけでなく、それぞれの分野で高い知識と技術を持つ治療家を選ぶことが重要です。
治療院によっては、得意な分野に偏りがある可能性もあります。 事前に治療院のウェブサイトや口コミなどを確認し、自身の症状に合った治療を受けられるか確認することをおすすめします。
総合的に見ると、一人の治療家が柔道整復師と鍼灸師の両方の資格を持つことは、慢性腰痛の治療において、より包括的で効果的なアプローチを可能にする大きなメリットと言えるでしょう。
⒍ 整体・鍼灸で慢性腰痛を改善する|整体・鍼灸の効果、メカニズム、治療院選び

慢性腰痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
さまざまな治療法がある中で、整体・鍼灸治療も選択肢の一つとして考えられます。
ここでは、整体・治療が慢性腰痛にどのように効果があるのか、そのメカニズム、そして治療院選びのポイントについて詳しく解説します。
(1) 整体・鍼灸治療の効果
整体・鍼灸治療は、慢性腰痛に対して以下のような効果が期待できます。
① 痛みの軽減
鍼刺激によって、痛みを伝える働きを抑えたり、鎮痛物質の分泌を促したりすることで、痛みを和らげます。
② 筋肉の緩和
鍼刺激や灸の温熱効果によって、緊張した筋肉を緩め、血行を改善することで、筋肉の柔軟性を取り戻し、痛みを軽減します。
③ 炎症の抑制
鍼刺激によって、炎症を引き起こす物質の産生を抑制し、炎症を鎮める効果があります。
④ 自律神経の調整
整体・鍼灸治療は、自律神経のバランスを整える効果があり、ストレスや不安など、慢性腰痛に関わる心理的な要因にもアプローチできます。
⑤ 血行促進
整体・鍼灸治療によって、血行が促進され、組織の修復を促し、自然治癒力を高める効果があります。
(2) 整体・鍼灸治療のメカニズム
整体・鍼灸治療が慢性腰痛に効果を発揮するメカニズムは、まだ完全には解明されていませんが、以下のような仕組みが考えられています。
① ゲートコントロール理論
鍼刺激によって、痛みを伝える神経経路にあるゲートを閉じ、痛みの信号が脳に伝わりにくくします。
② 内因性オピオイドの放出
鍼刺激によって、痛みを抑制する内因性オピオイド(エンドルフィンなど)の分泌を促します。
③ 局所的な血行改善
鍼刺激や灸の温熱効果によって、患部の血行を改善し、酸素や栄養素の供給を促します。
④ 反射作用
鍼刺激によって、特定の神経反射を引き起こし、筋肉の緊張を緩和したり、内臓機能を調整したりします。
(3) 治療院選びのポイント
整体・鍼灸治療を受けるにあたって、適切な治療院を選ぶことは非常に重要です。
以下のポイントを参考に、自分に合った治療院を選びましょう。
① 専門性
慢性腰痛の治療に特化した、経験豊富な専門家がいる治療院を選びましょう。
② 資格
国家資格(柔道整復師、鍼灸師)を持っているか確認しましょう。
③ 評判
口コミサイトや知人からの紹介などを参考に、治療院の評判を確認しましょう。
④ 治療方針
自分の症状や体質に合った治療法を提案してくれるか確認しましょう。
⑤ コミュニケーション
自分の症状や不安を丁寧に聞いてくれるか、説明を分かりやすくしてくれるか確認しましょう。
⑥ 清潔さ
清潔で衛生管理がしっかりしている治療院を選びましょう。
(4) 整体・鍼灸治療を受ける際の注意点
整体・鍼灸治療は、体質や症状によっては合わない場合があります。事前に医師や専門家に相談しましょう。
また、妊娠中の方や、ペースメーカーを使用している方は、鍼灸治療を受けられない場合がありますのでご注意ください。
⒎ 当院の慢性腰痛治療の特徴

院長の高橋は、柔道整復師と鍼灸師の専門分野が異なる国家資格を取得しています。だから、一人ひとりに合わせて治療することが可能になります。
特に、より早く効果的に改善に繋げるためには、治療院に通って施術を受けるだけでなく、あなた自身で改善できるような取り組みをお伝えさせていただいています。ご自宅でも実施していただくことで、施術を受けるだけ、よりも効果的に早期回復・再発予防も目指すことができます。
もしあなたが根本的な解決を望まれてるのであれば、あなた自身でも治していくための宿題に取り組んでいただくことが大切です。
当院では、患者様一人ひとりの症状や原因に合わせて、最適な治療案を提供しています。
① 丁寧なカウンセリング
② 痛みの根本原因にアプローチ
③ 自分でできる腰痛対策
④ 個別の宿題の作成
⑤ 最新の鍼灸技術
⑥ リラックスできる治療環境
「もう治らない…」と諦めずに、ぜひ一度当院にご相談ください。
一人ひとり、慢性腰痛の症状や状態は異なります。
整体・鍼灸治療は、症状を緩和し、生活の質を向上させる効果が期待できます。
適切な治療院を選び、根気強く治療を続けることで、慢性腰痛の改善を目指しましょう。