オスグッドバンドは使った方が良いですか?

「オスグッドバンドって使った方が良いですか?」
なんて質問もよくいただきます。
答えとしては『目的による』です。
「え~…そんな中途半端な…」
なんてツッコミはやめてくださいね笑
目的によっては正解にも不正解にもなってしまうのがオスグッドバンド…
まぁどこまでいっても、道具ですからね。
使う側の人間次第です。
優れた道具ほど効果は高いんですが、使う側の人間の目的次第では、その高い効果も逆効果にもなりかねません。
よくある間違った使い方としては、
『オスグッドが痛いからずっと膝に巻いてる』
もしくは、
『サッカーの時はずっと巻いている』です。
ずっとオスグッドバンドを巻いてる人って、
ほとんどの場合、痛いから痛みを抑えるために巻いてるでしょ。
ある意味、これはこれで正しいんですが、
オスグッドを治したいならNGなんです😱
これやっちゃうと長引きます…😭
- オスグッドバンドの目的とは?

そもそもオスグッドバンドの目的って、動いてもオスグッドの患部に負担がかからないようにするものです。
言うなれば、痛み止めです。
ぶっちゃけ治すためのものではないんですよね。
「いやいや、患部に負担をかけないようにしないと治らないでしょ!」
って思った方、大正解です😆👍笑
でも、それをオスグッドバンドに頼ってしてたらどうなりますか?
オスグッドバンドをしてる間は痛みは抑えられます。
でもオスグッドバンドを外したら…また痛くなりますよね。
それをずっと繰り返すことになります。
例えば、
頭痛がしていて痛み止めを飲んで、頭痛が治まって…
でも、その頭痛が肩こりからくるものであれば、
痛み止めの効果がきれたら、また頭痛になりますよね?
それと同じ。
肩こりからの頭痛なら、肩こりからなんとかしないと『治った』とは言えない。
痛み止めで『抑えてる』だけ、なんです。
お風呂に水を溜めてるのに、湯船に穴が空いてたら…
いつまで経ってもお湯は溜まらないですよね?
穴をふさぐっていう、お湯が溜まらない理由を解決しないといけません。
穴から水が抜ける以上の勢いでお湯を注ぐって力技もありますけどね…笑
実用的ではないです。笑
オスグッドに戻して言うと、、、
オスグッドになる理由があるのに、オスグッドバンドで無理やりに痛みだけを抑えてる。
オスグッドバンドを外すとまた痛くなる。
だから、外せなくなる。
で、またオスグッドバンドを巻いて…
…いつまでやるのこれ?
成長期が終わるまで?
てことは20歳前まで?
ってなります😰
そうならないためにもオスグッドはオスグッドバンドに頼るのではなくて、
オスグッドになる理由を解決しないといけないんです!!
- オスグッドになる理由とは?

オスグッドになる理由って何だと思いますか?
年齢? 成長期? スポーツ?
整形外科や整骨院で一般的に言われることは、
「成長期だからね」
「この年齢だとね…」
「スポーツ頑張ってるんだね」
とかかな。
いやいや!
ホンマにこれらが理由やったら、
同級生はだいたいオスグッドになるってこと?
チームメイトはだいたいオスグッドになるってこと?
あれ…?
でも、、、
オスグッドってよく聞くけど、多数派じゃないよね…
じゃ、なんでオスグッドになるんやろ…?
ってことで、「年齢」、「成長期」、「スポーツ」に関しては、
オスグッドになる要因の一つにはなるんやけど、確定要素ではないんです。
じゃ、何なのか?
オスグッドって、膝が痛くなるんですよね。
そして太ももの前の筋肉が固くなるんです。
ということは…!
膝や太ももの前に負担をかけまくるような動きをしているってことなんです!
…まぁ、、、
要するに『体の使い方』の問題なんですよね。
- オスグッドバンドは使うべき?

走ったり、跳んだり、踏ん張ったり、ターンしたり、蹴ったり、投げたり、
運動やスポーツをしている時に膝に負担をかけまくっているから、オスグッドになってしまうのです。
だから、オスグッドを根本的に解決していこうと思うと、
体の使い方から変えないとダメ。
膝に負担をかける動き方を続けていて、オスグッドが良くなる?
オスグッドバンドで痛みを抑えることはできなくはないですが…
オスグッドバンドで、体の使い方は変わりません。
というか…他人には変えられません。
整骨院に行って、ベッドに寝て、
「よろしくお願いします」だけでは無理です😭
自分自身で膝に負担をかけない体の使い方を身に付けていかないといけないんです。
で、結論!
オスグッドバンドは『治すため』ではなくて、『痛みを抑える』ためなら使うのはあり!
『治すため』ならオスグッドバンドは使わない方が良い!
って感じですね😊
動画でもオスグッドバンドについてお話しています。
もしよろしければ!