「そんな体に産んでごめんね…」足の痛みは治らないと言われた中学生のお母さんの涙│中学1年・陸上長距離選手の復活

「そんな体に産んでごめんね…」足の痛みは治らないと言われた中学生のお母さんの涙│中学1年・陸上長距離選手の復活

今回は有痛性外脛骨で悩まれていた中学生の陸上部の男の子の体験談を紹介します。

有痛性外脛骨は、「治らない」、「手術が必要」、「我慢するしかない」、「生まれつきのもの」とよく言われます。
ですが、痛みに苦しんでいる状況でそんなことを言われてしまうと、絶望感を抱えてしまうことになってしまいます。

そんな有痛性外脛骨で悩んでる方たちに、改善・克服できるんだよ!と勇気づけられるんじゃないかと思い、ブログにさせていただきました。

 

◆絶望から始まった有痛性外脛骨の痛みと出会い

元々、スポーツや運動が好きな子で、小学校の頃はサッカーをしていました。
少しずつ足の痛みが出てきて、休むと痛くなくなるけど、サッカーをするとまた痛くなる、というのを繰り返していました。

そのうち、サッカーをした時の痛みがどんどん酷くなってきて、足の痛みのせいでサッカーは諦めることにしました。
それでも運動をするのが好きで、走るだけなら大丈夫だからと、今度は陸上部に入りました。

中学生になり、陸上部に入ってこれからも頑張るぞ!という時に、また「足の痛み」に悩まされるようになりました。

 

最初は我慢しながら走っていたものの、次第に練習すら満足にできない状態に。
競技を続けたい一心で整形外科を受診したところ、診断されたのは「有痛性外脛骨」。

そして、お医者さんから伝えられたのは「この痛みとうまく付き合っていくしかない」という厳しい一言でした。
スポーツを続けるどころか、「完治はない」という言葉に、親子ともに大きなショックを受けたといいます。

 

痛みと不安を抱え、インターネットで情報を探し続ける日々。その中で見つけたのが、当院「たかはし鍼灸接骨院」のYouTube動画でした。

施術の様子や解説を見た瞬間、「ここなら何とかしてくれるかもしれない」。そんな希望を胸に、すぐに予約を入れていただいたとのことでした。

 

 

◆「治ります」──その一言が大きな力に。ゆらし療法で痛みが変わっていく

初めて来院された際、彼とお母さんにお伝えしたのは「治ります」の一言。

そして、さらに、「ケガをした分だけ体の使い方を修正すれば、もっと良いパフォーマンスができるようになります」とお話しさせていただきました。

 

「あまりにもあっさりと『治りますよ』と言われたので驚きすぎて、頭が真っ白になりました。」
「親として、そんな体に産んでしまってごめんね、とまで悩んでたのに『えっ!?!?』って感じでした。」
と、感じたというのを後々に、お母さんから聞かせていただきました。

 

有痛性外脛骨はよく “成長痛だから仕方ない”   “長く付き合うもの” と言われがちなんですが、実は、原因を正しく捉え、体の使い方を見直せば改善できるケースは多くあるんです。

 

今回、施術には、痛みを解消するのに特化した『ゆらし療法』を用いました。とてもソフトで心地よい刺激のため、彼は施術が始まると、毎回すぐに眠ってしまっていました。

痛みを伴う矯正や強いマッサージではなく、体が自然に緩み、筋肉や動作のクセが改善されていくアプローチです。そして施術後は毎回、「体が軽い!」「足がスッと出る」と驚いた様子を見せてくれていました。

 

施術に加えて、いや、むしろ施術よりも大切なのがワーク(宿題)です。

これは、体の使い方を変えるために、彼の動作分析を行い、彼専用の個別のワークを作成しました。
外脛骨が痛くならないような体の使い方に変えていくためのワークです。

このワークを日々、頑張ってくれたおかげもあり、施術を重ねる度に、痛みの出るタイミングが減り、走っても違和感がなくなり、1か月経つ頃には、ついには「痛みゼロ」の状態になりました。

お母さんも「お医者さんからの言葉はなんだったのか?!」と、この1か月間での変化に驚いておられました。

 

 

◆走りが劇的に変化!自己ベスト連発の理由

施術やワークを開始してからの彼の成長は目覚ましいものでした。

当院では基本的に、練習を休むというのはあまり推奨していなくて、出来る範囲で動いてもらっています。
(当然ですが、これには条件があります。この条件を守れないなら安静にする方が良いです。)

 

施術に来ていただく度に、痛みなく走れる距離が伸びていき、痛みの程度も下がっていきました。
そして、どんどん楽に速く走れるようになっていきました。

なんと復帰して初めてのレースでは自己ベストを更新!

あれだけ痛みに悩まされてきたのはなんだったのかとお母さんと共に喜んでいただけました。

 

復帰と同時に自己ベストの更新ができたのには、はっきりとした理由があります。

施術の他に彼自身に頑張ってもらったワークのおかげです。
このワークを行うことで、『自然と』体の使い方が変わります。

よく、「フォームを変えるんですか?」とも聞かれますが、フォームは変える必要はありません。
無意識レベルで体の連動性が高まるのです。使えていなかった部分が使いやすくなる、といった方が伝わりやすいでしょうか。

 

有痛性外脛骨の多くは、走り方の癖・足の接地の仕方・重心の位置・スネの筋緊張などが複合的に影響して発生します。
ほとんどの場合、固くなっている筋肉をほぐしたり、インソールを勧められたりするのですが、これらは痛みを取るための対症療法でしかないので、再発の可能性が残ったままです。

なぜその筋肉が固くなるのか?なぜ外脛骨に負担がかかるのか?という部分を分析し、その動作を改善していくことが、根本的な治し方になるのです。

 

そして、痛みが出るということは、その部分に負担が大きかったということ。ということは、そこの部分をよく使っていたということでもあります。

ではその負担が集中している部分から、あまり使われていない、もっと強くて頑丈な部分を使えるようになれば…
発揮できるエネルギーが増えて、パフォーマンスは高まります。

痛みの出ない体というのは、同時に運動効率の良い体になり、パフォーマンスの高い体ということになるのです。

 

彼は元々、練習熱心で吸収力もあり、アドバイスを伝えるとすぐに実践してくれるタイプでした。その結果、「ケガをする前より速く走れるようになった」という素晴らしい成果につながりました。

お母さまも、「あの時の絶望感はなんだったのか…」と驚かれています。

 

 

◆治療院との出会いが未来を変える。今後の成長が楽しみです

最後に、お母さまからいただいた言葉があります。

「このタイミングで、この治療院に出会えて本当に良かったと思います。引き続きお世話になりたいです。今後ともよろしくお願いします」

治療家としてこれ以上の励ましはありません。

 

有痛性外脛骨をはじめ、成長期の痛みは「仕方ない」 「成長すれば良くなる」と誤解されがちです。しかし、本当は原因があり、改善できる痛みがほとんどです。

彼のように適切な施術と体の使い方を整えることで、痛みから解放され、パフォーマンス向上へとつながったケースは多々あります。
むしろ当院ではスポーツをされてる方のほとんどが復帰と同時にパフォーマンスの向上を実感されています。

 

今回の体験談は、同じ痛みで悩む子どもたち、そしてその親御さんたちにとって、大きな希望になるはずです。

もし有痛性外脛骨やその他の成長期のスポーツ障害で悩んでいる方がいれば、決してあきらめず、ぜひ一度ご相談ください。

彼のように「ケガをきっかけに強くなる」未来を一緒に目指していきましょう。

 

 

有痛性外脛骨についての動画はこちら
↓↓↓

実は、、、
有痛性外脛骨は『自分で』治せるんです!
動作改善オンラインで、そのサポートも行っていますので、「京都は遠い!」、「通うのは無理!」という方はこちらのページもご覧ください。お気軽に質問やご相談もしてくださいね!
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著者プロフィール  高橋 迪大(たかはし みちお)

たかはし鍼灸接骨院 院長
鍼灸師・柔道整復師・鍼灸専科教員
京大フェンシング部 トレーナー
NPO法人 TRAINER'S BANK 理事

《経歴》

  • ビーチサッカー日本代表選手のトレーナー
  • JFL 京都佐川印刷SC トレーナー
  • 京都精華学園中学・高等学校女子サッカー部 トレーナー
  • 和邇SSS トレーナー・コーチ
  • オスグッドの専門家としてTVへの出演