アキレス腱炎で朝痛い・走ると痛いあなたへ│スポーツ整体で根本改善をめざす

アキレス腱炎で朝痛い・走ると痛いあなたへ│スポーツ整体で根本改善をめざす

こんなお悩みありませんか?

「朝起きて歩き出した瞬間、アキレス腱のあたりがズキッと痛む」
「走り出すときやジャンプの着地で、かかとの上が引っ張られるように痛い」
「練習しているうちに少しマシになるけど、休むとまた痛くなる」

アキレス腱炎で来院される方の多くが、このような痛みを訴えます。

特に、ランニング・サッカー・バスケットボール・バレーなど、
走る・跳ぶ動作が多いスポーツをしている方に多く見られます。

 

中には、

「ふくらはぎがずっと突っ張っている感じがする」
「押さえると一点が痛い」
「ストレッチをしてもスッキリしない」

といった、慢性的な張りや違和感を感じている方も少なくありません。

 

さらに、

「新しいスパイクに変えてから痛くなった」
「靴のかかとが当たって違和感がある」
「整形外科で安静にと言われて休んだけど、再開したらまた痛くなった」

といった再発や環境による影響を感じている方も多いです。

 

そして何より多いのが、

「大会が近いのに痛みで思うように練習できない」
「治ってもまたぶり返すのが怖い」

という不安や焦りの声です。

 

アキレス腱炎は、単なる「オーバーユース」ではなく、
体の使い方や筋肉のバランス、足元の環境など、
人によって原因がまったく違うケースも多い症状です。

 

だからこそ、痛みを「抑える」だけでなく、
「なぜ自分が痛めたのか」「どうすれば再発を防げるのか」まで向き合うことが大切です。

 

 

アキレス腱炎とは?

アキレス腱炎とは、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)とかかと(踵骨)をつなぐアキレス腱に炎症が起きている状態のことを指します。

正式には「アキレス腱炎」「アキレス腱周囲炎」「アキレス腱付着部炎」などに分けられますが、いずれもアキレス腱やその周囲の組織が繰り返しの負担により損傷・炎症を起こしているという点で共通しています。 

 

・痛みの出る場所によってタイプが違う

アキレス腱炎といっても、痛みが出る位置によって原因や対処法が少し異なります。

アキレス腱の中央あたりが痛いタイプ
 → ランニングなどでアキレス腱そのものに繰り返し負荷がかかり、微細な損傷や炎症が起きている状態。
  押すと痛みがあり、朝や運動前後に強く痛むのが特徴です。

かかとの骨(付着部)近くが痛いタイプ
 → かかとの骨に近い部分に炎症があり、場合によっては骨と腱の境目にトゲ状の骨変化(骨棘)ができてしまうこともあります。
  靴のかかと部分が当たると痛みが出るケースも多く見られます。

 

・なぜ痛くなるのか

アキレス腱炎の主な原因は「使いすぎ」ですが、実際にはそれだけではありません。
多くの場合、次のような複数の要因が重なって痛みが出ています。

ふくらはぎの筋肉が硬く、アキレス腱に常に引っ張り負担がかかっている
練習量の増加・疲労の蓄積で回復が追いついていない
靴やスパイクが合っていない
足の形(扁平足・回内足など)の影響で衝撃が偏っている
体の使い方のアンバランス

つまり、単純な炎症というよりも、様々な要因があり、総合的にバランスが崩れている状態といえます。

 

・放っておくとどうなる?

最初は「少し痛いけど動けるから大丈夫」と我慢してしまう方も多いですが、
無理を続けるとアキレス腱の組織が硬くなり、腱が太く・しこり状に変化してしまうこともあります。

そうなると、回復までに時間がかかり、慢性化しやすくなります。

また、痛みをかばって動くことで、膝や足首、反対側の脚への負担が増えることもあるため、
早めの対応がとても大切です。

 

・痛みを取るだけでなく、再発を防ぐことが大切

アキレス腱炎は「休めば一時的に良くなる」ことも多いですが、根本的な原因(筋肉の硬さ・体の使い方)を整えなければ、再発をくり返すケースが非常に多いです。

そのため、治療では「痛みを抑える」だけでなく、
ふくらはぎや足裏の筋肉の柔軟性回復
足のアライメント(骨格の整え)
正しい体の使い方・動き方の指導
など、再発を防ぐための根本改善が重要です。

 

 

一人ひとり違う原因に向き合うことの大切さ

アキレス腱炎といっても、痛みの出方や原因は人それぞれです。

同じ「走る動作」でも、体の使い方や筋肉の状態、足の形が違えば、アキレス腱への負担もまったく変わってきます。

 

・「原因」は人によってまったく違う

実際に患者さんにお話を伺うと、アキレス腱炎の方でも、痛みの背景がそれぞれ違うことが多いです。

「練習量が増えて、ふくらはぎがパンパンに張っている」
「扁平足で、足首が内側に倒れやすい」
「かかとが硬い靴で、常に摩擦がかかっている」
「腰や骨盤のバランスが崩れていて、片足に負担が集中している」
「姿勢やフォームの癖で、着地の衝撃が強くなっている」

どれも同じ“アキレス腱炎”という名前ですが、
痛みの「結果」は同じでも、「原因」はまったく違うのです。

 

・対症療法だけでは、また痛みが戻ってしまう

一般的な整骨院や整形外科での施術として、電気をあてたり、湿布を貼ったりして炎症を抑えると、たしかに痛みは軽くなることがあります。

しかし、根本的な原因…

たとえば「筋肉の硬さ」「足首のねじれ」「体の使い方」などを改善しなければ、
また同じ場所に負担がかかり、痛みがぶり返してしまうケースが非常に多いのです。

「その場しのぎではなく、根本から治したい」
「もう同じ痛みをくり返したくない」

そう思う方ほど、原因にしっかり向き合うことが大切です。

 

・原因を見極めるには、全身のバランスを見ること

アキレス腱炎の根本原因を見つけるためには、痛い部分だけを見るのではなく、全身の動きや姿勢のバランスをチェックすることが重要です。

姿勢(アライメント)
各関節の状態
ふくらはぎや太ももの筋肉の柔軟性
骨盤や体幹の安定性
走り方やジャンプ時のフォーム

これらを丁寧に確認することで、「なぜアキレス腱に負担が集中しているのか」が見えてきます。

そのうえで、施術や宿題のワークなどで、
その人の体に合った施術やサポートを行うことが、痛みの根本改善への近道になります。

 

 

具体的にどんな施術やサポートを行うのか

アキレス腱炎の改善では、「痛いところをもむ」だけでは根本解決にはつながりません。

当院では、痛みの原因を見極め、体全体のバランスを整えることを重視しています。

 

ここでは、実際に行っているサポート内容を4つのステップに分けてご紹介します。

 

① 痛みの原因を見極める徹底したカウンセリングと検査

まずは、どんな動作で痛みが出るのか・どの位置が痛むのかを丁寧に確認します。
さらに、足首・膝・骨盤などの関節の動き方や筋肉の柔軟性、姿勢・歩行・ランニングフォームなどをチェック。

これにより、
「ふくらはぎの筋肉の硬さから来ているのか」
「フォームの癖で片側に負担がかかっているのか」
「足の構造(扁平足・回内足など)が影響しているのか」
といった本当の原因を見つけ出します。

 

② ふくらはぎ~アキレス腱の負担を減らす施術

痛みのあるアキレス腱周囲には、過剰な緊張や炎症が起きています。

そのため、
筋肉の緊張を緩める施術(手技や鍼灸)
各関節の連動性を高めるためのワークなどを行い、
アキレス腱にかかる負担を軽減します。

強い刺激を与えるのではなく、体が「自然に動きやすくなる」よう整えるのがポイントです。

 

③ アライメント・体の使い方を整える

施術を行ことと同時に、再発を防ぐために
アライメントや体の使い方を見直すサポートを行います。

インソールやシューズのチェック
着地動作やフォーム改善のアドバイス
体の使い方を最適化するワーク

こうしたサポートを通して、
「負担のかからない動き方」を体に覚えさせていきます。

 

④ 日常・練習への復帰をサポート

アキレス腱炎の患者さんにとって大切なのは、
「痛みを取る」だけでなく「スポーツに復帰できること」。

そのため、治療だけでなく、

練習量の調整のアドバイス
自宅でできるセルフケアやストレッチの指導
体の使い方の改善のための簡単な個別ワーク
などを通じて、再発を防ぎながら安全に復帰できる体づくりをサポートします。

 

アキレス腱炎は、正しく原因に向き合えば改善できます。

大切なのは、「一時的に良くなる」ではなく、再発しにくい体をつくること。

痛みのない状態で、思い切り走ったり跳んだりできるよう、一人ひとりに合った施術とサポートを行っていきます。

 

 

まとめ

アキレス腱炎は、単に「使いすぎ」が原因ではなく、

筋肉の硬さ・体のバランス・足元の崩れ・フォームのクセなど、さまざまな要因が重なって起こる症状です。

そのため、湿布や電気治療だけでは一時的に痛みがやわらいでも、再び練習を始めると痛みが戻ってしまうことが多いのが現実です。

 

大切なのは、「なぜ自分がアキレス腱を痛めてしまったのか?」
その本当の原因にしっかり向き合うことです。

原因を突き止め、体の動きやバランスを整えていくことで、
再発を防ぎながら、痛みのない状態へと回復していけます。

 

スポーツをしている方にとって、
「走る・跳ぶ」動作ができないことは本当につらいことです。

しかし、正しい対処を行えば、アキレス腱炎はきちんと改善し、元のパフォーマンスを取り戻すことができます。

いえ、むしろ体の使い方から改善することでパフォーマンスを高めた状態で復帰することも可能です!

焦らず、体と向き合いながら、
「痛みを気にせず動ける自分」を一緒に取り戻していきましょう。

 

 

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是非こちらも参考にしてみてください。
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著者プロフィール  高橋 迪大(たかはし みちお)

たかはし鍼灸接骨院 院長
鍼灸師・柔道整復師・鍼灸専科教員
京大フェンシング部 トレーナー
NPO法人 TRAINER'S BANK 理事

《経歴》

  • ビーチサッカー日本代表選手のトレーナー
  • JFL 京都佐川印刷SC トレーナー
  • 京都精華学園中学・高等学校女子サッカー部 トレーナー
  • 和邇SSS トレーナー・コーチ
  • オスグッドの専門家としてTVへの出演

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